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露山堂

敬親によって山口屋形に建てられた、倒幕への謀議の場

 山口への藩庁移転の際に、毛利敬親によって「山口屋形」の敷地内に建てられた茶室で、その名は、現山口県庁舎が建てられる以前、同地に存在した一露山という小さな山に由来する。市郎山という元の呼び名を敬親が改名し、茶室はその麓にあった。藩士らが身分に関係なく集められ、茶の湯を楽しむふりをしつつ実際は幕府に対する謀議が重ねられていた。

 明治維新がなされ敬親亡き後は所有が転々、使用されることもなくなり朽ちていくその様を憂いた品川弥二郎は、有志とともに資金を調達し露山堂を購入。1891(明治24)年に現在の場所へと移築し同時に庭園も整備させた。水琴窟が設えられた軒先の「誰が袖の手水鉢」は、側面から見ると着物の振袖のような形状をしていることからその名がつけられたという。岩国の吉川家から敬親に贈られた実物を模した複製品で、謀議が繰り広げられた当時に思いを馳せるようにと据え付けられた。

 なお、現在は建物外観や庭園、手水鉢のみ常時見学可能。山口市の早春の恒例イベント「山口お宝展」や、香山公園を舞台とする毎年9月の「山口ゆらめき回廊」などに合わせての特別茶席においてのみ、内部が一般開放される。

所在地 山口市香山町香山公園内
入場時間 なし(通常は外観のみの公開)
入場料金 無料
アクセス JR山口線山口駅より徒歩約20分
山口市コミュニティバス「大内ルート」・65番香山公園五重塔前バス停
定休日 なし
駐車場 あり(香山公園駐車場約100台)
  • Wi-Fi設備あり(山口市香山公園観光案内所)
  • 車いすレンタルあり(山口市香山公園前観光案内所)
  • 赤ちゃん設備あり(山口市香山公園観光案内所内トイレにおむつ変えベッドあり)
  • トイレあり(香山公園内トイレ)